皆さんこんにちはストラト使い始める前はPRSでヘヴィロックをやっていたmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。
ここまで何機種かのVeroCity effects pedalsの歪みを紹介してきました。
VeroCity effects pedalsの良いところは歪みペダルとしても、半挿しにしてプリアンプとしても使えるところですね。
今回のErupthionは半挿しの機能こそ無いですが、ボリュームとトーンの設定次第でリターン接続やパワーアンプに直接インすることもできます。
かなり早い時期にこのVeroCity effects pedals Erupthionの前身となるモデルを愛用しており、かなりいろいろなライブハウスやリハでお世話になってきました。
VeroCity Eruptionはピッキングのアタックが気持ち良いモデルで、表情付けについてきてくれる機種です。
かなり愛着のあるモデルです。
そんな Eruptionを今回は掘り下げてみましょう!
目次 [show]
VeroCity effects pedals Eruptionのサウンド
Eruptionのつまみを見てみると自分のモデルはVolume、Gain、Filter、Frequencyとなっていますね。
このあたりはプロトタイプだったりするので、ものによって名付け方がちょっと変わってきたりするかもしれません。
要はVolume、Gainはそのまま音量と歪の深さになっていて、Frequencyでミドルの出方、FilterはいわゆるToneと同じような働き方をします。
Frequencyの位置が12時からみて左に回していくとミドルが出てきて80'sっぽい腰のある歪みになります。
そこから右に回していくとドンシャリになってきて現代的な歪みになっていきます。
元気なMarshallサウンドといった感じでまさにブラウンサウンドが出てきます。
自分は11時から11時半くらいの設定にして抜けのあるリードサウンドをこのErupthionで出すのが好みですね。
ブーストを踏むとコンプレッションと歪みが増しいかついサウンドになっていきますね。
リードはこいつを踏むとちょっと弾きやすくなるかもしれません。
そもそもブラウンサウンドって?
ここでブラウンサウンドって何かっていうことにちょっと触れてみたいと思います。
ギタリストなら想像がつくような音でいて、実は結構曖昧な概念の「ブラウンサウンド」ですが、
やはりエディーヴァン・ヘイレンの改造Marshallの音なのでしょうか。
歪んでいてもどこかクリアで、ピッキングニュアンスが出てとにかく抜けるというギターの歪の一つの到達点的なイメージの音です。
エディーヴァン・ヘイレンはそこから5150、5150Ⅱ、EVHなどのアンプを使っていき、それぞれ結構違う音だったりするんですが、ずっと彼が出しているサウンドはエディーヴァン・ヘイレンの音ですね。

現在はPeavyの5150の後継機種は6506となり、袂を分かったエディーはEVHから自身のシグネチャーを出していますね。
個人的にはちょっとGainの足りないアンプをあの手この手でちょっと無理して歪ませたみたいな音が魅力的だったりすると思っています。
ちなみにVeroCity effects pedalsには5150のエミュレートペダルもあります。
さらにこちらは結構エフェクター要素が強そうですが、MXRからもペダルが出ています。
Eruptionのレスポンス
なんと言ってもピッキングへのレスポンスが良いですね。
Boostを踏まない状態ならば弱いピッキング、強いピッキングに対して繊細についてきますし、ギターのボリュームへの追従もいいです。
ピッキングへの食いつき
ピッキングしたときのコリッという音が気持ちよく、このリード時に抜ける音になっています。
このピッキング時の音をコントロールすることで繊細さからヌケの良い音まで操ることができ、コントロールが少ないながらも、手元で弾き分けるという楽しさがこのペダルにはあります。
Frequencyつまみのフレキシブルさ
先程も書きましたがFrequencyつまみを左に寄せるとミドルが出て、右に回していくとドンシャリになって行きます。
個人的にはきもーち左に回して多少ミドルを出した音が好みですが、右に回して刻み系のフレーズをすると「いかつ~い」音が出ますね
このFrequencyとの組み合わせで、現代的なローの出るMarshallから昔ながらの改造Marshall的な腰のある音まで自由自在に調整できるので、使いでがありますね。
ブラウンサウンドだけではない Eruption
筆者はこのEruptionのプロトタイプをかなり長い間使っている時期があり、シングルコイルのストラトにも、ハムバッカーのレスポール、PRSにもこいつを使っていました。
特筆すべきはGainをきちんと設定すれば、ギターのボリュームを絞ればきちんとクリーンになり、ストラトを使っているときはかなり便利でした。
リードのときにBoostを踏めばGainの物足りなさを感じることもなく、これ一台でどこにでも行けるというかなり頼りになる相棒です。
このプロトタイプは写真右下に載っているもので冒頭の写真のものとはまた違うモデルで、VeroCity effects pedalsの変遷が見られ非常に楽しいですね。

VeroCity effects pedals Eruption まとめ
VeroCity effects pedals Erupthion、いかがでしたでしょうか。
ブラウンサウンドだけではないクランチもクリーンも行ける上つまみが少ないのでセッティングに迷うことがないというのは意外と現場では重宝される要素ではないでしょうか。
これを書いている間にも一度ボードに戻してみたい欲が舞い戻ってきました。
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