皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
一度聴くと耳から離れない重さを持っているのに、奇数拍が多用される複雑な曲構成をもっている
TOOLのギタリストAdam Jonesの使用機材やギターを今回は取り上げていきます。
愛用する1979年のシルバーバーストレス・ポールのクローンもGibsonからシグネチャーとして発売されました。
目次 [show]
TOOL おすすめアルバム
まずはこれを聴くべき…!
なんか得体のしれない巨大なものがせまっているようなThe Grudgeに学生時代のぼくはやられました。
下は一曲目のThe Grudgeライブです。
このリードっぽいウワモノが実はベースなんですよね。
ライブに一度行けたことがあったんですが音源から逸脱した演奏ではないのに音源以上の迫力と見終わった後の体力の章も具合がハンパなかったです。
ちなみに一番新しいアルバムのFear Inoculum(2019)は初動だけで270000枚も売れており
ロックバンドのアルバムとしては異例中の異例と言えます。
TOOL メンバー
- Maynard James Keenan:ボーカル
- Adam Jones:ギター
- Justin Chancellor:ベース
- Danny Carey:ドラム
ベースのJustinは2代目のベーシストです。
ギターのAdamはトムモレロと高校生の頃の同級生で一緒にバンドを組んでいたこともあります。
さらにAdamは映画の特殊メイクやエフェクトデザインをする職にもついていたことがあり
それを活かしてか、バンドのジャケットやMVも彼が手掛けているようです。
→Electric Sheepというバンドです。
チューニングはドロップDが多いですね。
TOOL Adam Jonesの機材
ギター
- Les Paul Custom 1979 Silverburst
- Les Paul Custom(Black)
- Gibson SG
まずはステージのほとんどで手にしているシルバーバーストのレス・ポールが目に付きます。
代名詞と言ってもいいですね。
70年代のレス・ポールカスタムらしくネックがマホガニーではなくメイプルとなっています。
指板はエボニーでこちらはカスタムとしてはノーマル。
メイプルネックのレス・ポールはザック・ワイルドも好んで使用しており
独特のトーンがあるようですね。
このギターはGibsonからシグネチャーが発売されています。
このシルバーバーストのレス・ポールのPUは
リア:Seymour Duncan Distortion
となっており、おそらくフロントはストックのまま。
シグネチャーモデルは
フロント:Gibson Custombuckerとなっています。
ブラックのカスタムはParabolやParabolaといった楽曲で使用したようです。
他にも1978年~1983年製のレスポール・カスタムを多く所有しており、リアにSeymour Duncan JBを載せているものもおおいようです。
アンプ
- Diezel VH4
- Diezel VH4 Blueface
- Marshall Super Bass 1976
- Mesa/Boogie Dual Rectifier
- SUNN Beta Lead
- SUNN Concert Lead
- Bogner Uberschall
- Rivera Knucklehead Reverb
- Roland JC-120
Adamはゲインが高くカスタマイズされたMarshall Super Bassを長らく気に入って使っているようです。
もとは4インプットで、現在のようなハイゲインアンプとして製造されたものではないですが、改造されてゲインが高くなっているようです。
Diezel VH4は限定の青色のフロントパネルのものを使用しています。
それを手に入れるまではノーマルのVH4も使用したようですね。
Adamはかなり早い段階からDiezelを使用しており、Diezelの存在感を知らしめたうちの一人だと思います。
Rectifierも使っていますがTOOLの音楽性からみてもVH4の硬質なサウンドのほうが合ってますね。
BognerやRivera、JCもレコーディングでは使われたようです。
エフェクター

- Dunlop トークボックス
- MXR DynaComp コンプレッサー
- DOD FX40B グラフィックイコライザー
- Peterson StroboStomp チューナー
- Dunlop 535Qワウ
- Goodrich 120 ボリュームペダル
- Line6 DL4 ディレイ
- BOSS DD-5ディレイ
- MXR M 292 Carbon Copy Deluxe ディレイ
- Boss DD-3 ディレイ
- Boss RV-6 リバーブ
- Xotic RC Booster ブースター
- MXR Microamp ブースター
- MXR 10band EQ グラフィックイコライザー
- Foxx Tone Machine ファズ
- Gamechanger Audio Plasma Pedal ディストーション
- Boss SYB-5 ベースシンセ
- Boss CE-5 コーラス
- Boss CE-2W コーラス
- BOSS BF-2 フランジャー
- Boss BF-3 フランジャー
- Moog Taurus I シンセ
結構多種に渡っていますが時期によって入れ替えたりしているのでしょう。
Goodrich 120ボリュームペダルはお気に入りのもののようです。
過去にはErnie Ball VP ボリュームペダルを使用していたとのこと。
DOD FX40B グラフィックイコライザーはベース用のグライコですが、ギターで使用しており、ドライブサウンドではほぼONになっています。

目を惹くのはMoog Taurus I シンセですがこちらはギターエフェクトではなく
ペダルを踏んで発音していくものをROLAND JC-120に突っ込んでるようですね。
整理してみると不思議系なエフェクトは少なく、割とストレートな構成であることもわかります。
アルバムを聴いてもエフェクトで引っ張ってくタイプのギタリストではないことはすぐ理解できます。
上のYouTubeでギターテックがAdamの機材を解説してくれてます。
TOOL Adam Jones のギター、機材解説まとめ
今回はTOOLのギタリストAdam Jonesの機材を取り上げました。
寡黙にカスタムを弾く姿もかっこいいし、リフワーク、バンドの世界観とともに唯一のギタリストだと思います。
機材自体がそこまで奇をてらっていない上、シグネチャーギターはかなり入手困難なようなのでAdamサウンドの再現はできそうでなかなか近づけないですね。
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